【要約】『億万長者になるお金の使い方』に学ぶ | 浪費の後悔を「自分資産」に変える技術

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キャリア・資産運用

はじめに:お金の使い方に後悔がある人へ

「また無駄遣いをしてしまった……」

手元の領収書を見て自分を責めていないだろうか?
実は、あなたが後悔しているのは金額の多さではない。
その支出が、「自分の価値を積み上げない支出」だったからだ。

富裕層は、たとえコンビニの買い物一つでも「ある問い」を自分に投げかける。
これは、あなたが今日から真似できる「お金を使うほど豊かさが増す仕組み」である。

書籍の基本情報

タイトル富裕層の領収書1000万枚見てきた税理士が教える
億万長者になるお金の使い方
発行日2025年10月31日 初版第1刷発行
2025年11月 1日 電子第1刷発行
著者森田 貴子
発行所SBクリエイティブ
詳細億万長者になるお金の使い方 富裕層の領収書1000万枚見てきた税理士が教える

本書で取り上げる富裕層とは、30代から50代で起業した起業家富裕層である。
彼らの支出には、一貫した価値観がある。
これを真似することは、考え方を真似し、行動を真似し、習慣を真似ることになる。
つまり、それが最もシンプルで力強い学びの方法なのだ。

主要なポイント・学び

何が「富が続く人」と「富が離れていく人」を分けるのか。
それは、お金の使い方だ。
「富が続く人」と「富が離れていく人」の財産シートは明確に違う。

  • 富が続く人:無形資産が非常に多い
  • 富が離れていく人:無形資産が極端に少ない

無形資産とは、スキルや知識、信用、健康、時間など──物理的な形を持たない資産のことだ。
本書では、モノとカネ以外の無形資産を「見えない自分資産」と呼ぶ。

お金の使い方の違いは、やがて大きな差となって現れる。
支出を「フロー」と「ストック」に分けて考えることが重要だ。

  • フロー支出:価値が自分の中に残らない支出
  • ストック支出:価値が自分に貯蓄されていく支出

「見えない自分資産」を生み出すのは、「ストック支出」だ。
富裕層にとってのお金の使い方とは「何を生み出し、何を育てるのか」なのだ。

支出の際に考えることは、その価格が高いか安いかではない。
大切なことは「どんな自分を育てるためか」という問いを持つことだ。
この問いを軸にすることで、お金を「見えない自分資産」に変えていくことができる。

「見えない自分資産」は、人生の選択肢や可能性を広げてくれる。
将来のあなたを支えてくれる「本当の財産」となる。
だが、「見えない自分資産」は、一朝一夕で築かれるものではない。
次の8つの価値に重きを置いた日々の暮らしの積み重ねで育つものだ。

  1. 価値ある体験
  2. 継続的な学び
  3. 体の健康
  4. 心の健康
  5. 家族
  6. つながり
  7. 社会貢献
  8. 投資

「見えない自分資産」のためには、「ストック支出」が大事だ。
しかし、日々の暮らしのためにはフロー支出は避けられない。
だが、富裕層はフロー支出であってもストック支出に変えてしまう。

大切なことは、支出にストック的な目的や理由を持つことだ。

たとえば、あなたはスニーカーが欲しくなったとしよう。
お店で選ぶとき、どのような基準でスニーカーを選択するだろうか。
もし、「安くて無難」という理由なら、それはただのフロー支出になる。
しかし、「毎日のランニングで足腰を痛めないように」という目的を持って選ぶなら、それは健康を守るという投資──つまり、ストック的な支出になる。

「富が続く人」の共通点は、支出に「活かす」「残す」「つなぐ」「育てる」の視点がある。
今の快楽ではなく、「未来の自分と誰かのため」の支出が、長期的な豊かさにつながるのだ。

書籍に「すぐに役に立つこと」は求めない

最近では、教養までファスト化したと言われている。
これは、YouTubeやインフルエンサーから短時間で知識を得ようとする傾向のことだ。
だが、それでは深い知識・教養は身につかない。

富裕層は、例外なく読書家だ。
読む本には、古典や学術書など物事の原理原則を説いている書籍が目立つ。
普遍的な原理原則を理解することが、表層的な知識よりも身になることを知っているのだ。
そうして、様々な分野を横断的に学ぶことで物事を多面的に考える力を培っている。

富裕層は、近視眼的・短絡的な目的のために学んでいるわけではない。
富裕層にとっての学びとは、「深く考えるための材料」なのだ。
学んでおいたことが、ひょんなところで役に立つ。
知識とは、そういうものなのだ。

旅は最大の「教養投資」

富裕層に共通しているのは、好奇心が旺盛であることだ。
旅は、その好奇心を存分に刺激する価値ある体験と学びの場である。

そして、富裕層には旅の仕方にも共通点がある。
それは、「知る」「考える」「比較する」という視点があることだ。

  1. 国や地域の歴史、文化、宗教、慣習などを「知る」
  2. 国や地域の歴史的背景などから経済や政治について問いを発し、「考える」。
  3. 他の国や地域と「比較する」ことで広い視野を得る

旅にこの視点が加われば、旅をするごとに「見えない自分資産」が蓄積される。

  • 教養や知見、話題の引き出しを増やすことができる
  • フラットに物事を捉える思考の幅を得ることができる
  • 視野を広げ、他者を理解する力が育つ

ガイドブックをなぞるだけでは何も身につかない。
旅はただの快楽的な消費ではなく、人生を豊かにする最高の「学びの場」なのだ。
あなたも、次の旅行では「知る」「考える」「比較する」の視点を少しだけ意識してみよう。

日常にアートを欠かさない

富裕層の大半は、アートにそれなりの支出をしている。
その理由は、投資目的だけではない。
富裕層がアートを購入する一番の理由は、「感動した」からだ。

ビジネスでは、左脳を使うことが圧倒的に多い。
しかし、左脳的に考えるだけでは発想の柔軟性が失われてしまう。
新しい価値の提供や、人々を驚かせるアイデアには、右脳的な感性を欠かすことができない。
アートは、その感性を磨くのに最も適しているというわけだ。

富裕層は、アートが持つ背景に価値を見いだす。
それにはアーティストのバックグラウンドやエピソードも含まれる。
つまり、アートとは装飾ではなく「物語を伝えるもの」なのだ。
富裕層がアートを購入するのは、そこに込められた想いに共感・共有したいからだ。

富裕層は、快適な空間のデザインを重視している。
アートを自宅やオフィスに飾るのは、訪れた人とのコミュニケーションのためでもある。
「これはね……」と、ストーリーを語るのだ。

大切なのは、市場価値ではない。
自分の感性が動いたものを暮らしに迎えることだ。
たとえば、旅先で手に入れたポストカードでもいい。
額に入れて飾るだけで、日常に「自分らしいギャラリー」が生まれる。
あなたも、小さな1枚から始めてみてはどうだろうか。

世の中のことを知るのは基本中の基本

富裕層の支出を見ると、日本経済新聞の購読料が例外なく含まれている。
自分で事業を興すとなると、お金の知識が必要だからだ。
税金やファイナンス、政治・経済などに明るくなければならない。

会社員なら、お金のことをあまり知らなくても生きていける。
税金と保険料は給料から天引きされる。
そのため、何にどれくらい払っているのかを知らずに済んでいる。
しかし、それは決して「知らないままでいい」ことではない。

パーソナル・イズ・ポリティカル(個人的なことは政治的なこと)という言葉がある。
自分のお金まわりの仕組みを理解することは、世の中のことを理解することにつながっている。
世の中のことを知らないままでは、成功することはない。
なぜなら、あらゆる仕事は、社会とつながっているからだ。

世の中の仕組みに対する理解と、そこから得られる洞察力や発想力が、成功を左右する。
だから富裕層は新聞を読む。
もし、あなたが世の中の知識や情報を得たいと思うのなら新聞を読むことは必須だ。

ハードルは上がるが、政治・経済・お金の知識を身につけるための一番の近道がある。
それは起業だ。
自分のビジネスを始めることを考えてみよう。

ファイナンスと英語は、富の入り口

富裕層に、ファイナンスと英語がまったくできない人はいない。
1つずつ説明していく。

ファイナンスは「ビジネスの共通言語」の1つだ。
戦略、会計、ファイナンス──それぞれの分野で使われる概念や専門用語を理解していなければ、社内外の関係者と建設的な議論をすることができない。

  • キャッシュフロー、税金、決算書、レバレッジ、金利、PERやROEの正しい理解
  • 損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)・キャッシュフロー計算書を読みこなす力

「なんとなくの感覚」で捉えているのでは足りない。
それは判断の正確さやスピードに大きく関わるからだ。

英語は、国際社会の共通言語だ。
金融、投資、不動産、テクノロジー、どの分野の一次情報も英語で発信される。
翻訳に頼っていては、機動力が落ち、タイミングを逃すリスクがある。
一定額以上の資産を扱う場面では、英語は「なければ進められない」基礎スキルである。

ファイナンスと英語という共通言語を持つことが、あなたの可能性と未来を広げる鍵になる。

人的資本に学ぶ支出戦略

経済学者ゲーリー・ベッカーは、「人的資本」という概念を提唱した。
これは、個人が持つスキル、知識、健康状態、人間関係、経験値を資本とみなす考え方だ。
「人的資本」は、将来の生産性や収入、人生に影響を与える「価値を生むリソース」とされる。

教育は、人的資本を蓄積するための最も代表的な投資だ。
教育は、誰にも奪われず、一生成長し続け、長期的に高いリターンをもたらす。
つまり、富裕層が「学び」や「体験」にお金をかけるのは、明確な資本形成なのだ。

だが、教育の成果はすぐに表れるものではない。
そのため、多くの人が教育への投資をためらう。
しかし、富裕層は目先の利益に左右されない。
富裕層が淡々と教育に投資し続けられることには、理由がある。
それが「見えない自分資産」をつくるうえで最も確実な方法だと知っているからだ。

プロに対価を払う

本当に守るべきはお金やモノではなく信用である。
富裕層は、社会的信用を守るため税理士などの専門家を活用している。

富裕層が専門家に依頼する目的は、「全部任せるため」ではない。
自分で判断できるようになるためだ。

税理士を含む専門家には「質問に答える義務」がある。
そして、答えたことには法的責任が伴う。
「○○コンサルタント」といった責任を伴わない立場からのアドバイスを嫌う。
富裕層は、専門家が持つ知見や背負っている責任の重みを理解している。

専門家に丸投げするのではなく、正しい情報を伝え、適切なタイミングで書類を整える。
そうすることで、結果的により質の高いサービスを受ける。

専門家を信頼しつつも主体的に関わる。
副業や起業が当たり前になった今、すべての人に求められる姿勢だと言える。

感性あるフロー支出

何にお金を使うかは、何を大切にして生きているかの反映だ。
そこには明確な価値観と意志が宿る。
それはストック支出だけではなくフロー支出でも変わらない。
ここでは、富裕層のフロー支出に焦点を当てていく。

本書では、フロー支出を見直すためのヒントとして、8つの問いかけが掲載されている。
ここでは、その内の3つについて紹介する。

  1. この支出は、あとで思い出として残るか?
  2. 買ったものより、「どう使われたか」を語りたくなるか?
  3. 支出後、「いいお金の使い方だった」と思えるか?

それが成果を生まなかったとしても「自分を大切にできたか」という視点を持つことが大切だ。

富裕層は、高額な買い物ほど頻度が少ない傾向がある。
最初から消耗品ではなく、長く付き合うモノとして買っている。
富裕層のフロー支出には、「長く使えるか?」「修理できるか?」「本当に必要か?」という視点がある。

お金をかけるからこそ大切に使う。
自分の感覚に適ったモノを納得して選ぶ。
その積み重ねが「丁寧な暮らし」を支えている。

日々の習慣の積み重ねが、未来を形づくっていく。
いきなり富裕層のように大きく実践する必要はない。
その一歩は小さくて構わない。
しかし、その一歩には、確実に豊かさにつながる力が込められている。

感想

富裕層のお金の使い方というのは、私にとって新しい学びだった。
富裕層は、お金について様々な視点を持っていることに驚いた。
しかし、その目的は共通している。
「見えない自分資産」を築き、増やしていくということだ。

私には、支出を「フロー支出」と「ストック支出」に分けるという視点はなかった。
そして、ただ自動で支払っているフロー支出が意外と多いことに気が付いた。
思えば、通勤に使うバスの代金もタッチ決済で無意識に支払っている。
もし、バスに頼らずに徒歩で通勤すれば、多くの時間と体力を消耗することになる。
つまり、バス代とは、その日に使える時間と体力を温存するためのもの。
そう考えれば、お金で温存できた時間と体力を価値あることに使いたいと思う。
また、そうすることができるお金への感謝も生まれる。

お金を貯めることで豊かになり、さらにお金を使うことでも豊かになれる。
本書は、お金を通じて「自分をいかに豊かにしていくか」という生き方の指針を示している。













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