イントロダクション
タイトル | : | 変な家 |
発行所 | : | 一迅社 |
著者 | : | 原作 雨穴 漫画 綾野 暁 |
詳細情報は、上記リンクからご確認ください。 |
※本記事は、極力ネタバレを避けて掲載していますが、ご紹介のため物語の一部に関連する内容を含みますのでご承知おきください。
このマンガは、「不動産ミステリー」という私には馴染みのないジャンルでした。
あなたには、この家の「謎」が解けますか?
※次の画像は、「小説版」変な家の楽天アフィリエイトの画像です。
ちょっと挑戦的な広告の文言にのせられて間取りを見ると、存在する確かな不可解な点。
自然と生まれてくるのは、
「いったい何のために?」という疑問。
疑問を解消したい気持ちに抗えず、私は気づいたら本書を購入していました。
ストーリー
主人公は、オカルト専門フリーライターの「私」。
ある日、「私」は知人から購入を検討しているという家の間取り図を見せられます。
「私」は知人のミステリー・ホラー好きの建築設計士・栗原に意見を求めます。
2人は、間取り図を見ながらこの家のおかしいところを次々と見つけていきます。
謎の空間、二重の扉、窓のない子供部屋
これは私の意見ですが…
家には住んでいた人の「癖」が残るんですよ住人がいなくなってもわかるものです
『変な家 1巻 P44 建築設計士・栗原のセリフ』より
どんな生き方をしていたのか
この家が作られた目的は、何なのでしょうか?
栗原は、この家が存在する理由について1つの仮説を披露します。
その仮説は、とても恐ろしいものでした。
栗原自身は、この仮説を「妄想」と強調しました。
しかし、程なくして、この妄想が現実のものである可能性を大きくする事実が明らかになります。
この家には、どんな人物が住んでいたのでしょうか?
2人は、この家の謎に魅せられたように真相を追い求めていきます。
※次の画像は、「小説版」変な家の楽天アフィリエイトの画像です。
読んだ感想
私は、現時点ではマンガで2巻まで読んでいて小説は読んでいません。
小説の商品説明には、「本書で全ての謎が解き明かされる!」と書かれているので小説では物語が完結しているようですね。
「謎を追った先にあった恐ろしい事実」とは、いったいどんなものなのか楽しみにしています。
ここでの感想は、著者のYoutubeの動画も見ておらず、純粋に漫画だけを読んだものとなりますのでご承知おきください。
この物語は、現実に起こった事件を題材にしているのかと思ってしまうリアリティのあるストーリです。
現実にいながら非日常を味わいたいという人にとてもオススメです。
この物語の主人公には、非常に探究心の強さを感じます。
謎に魅せられ夢にまで見てしまう集中力と、実際に謎を追う行動力があります。
もし、私が主人公の立場であれば、きっと途中で踏み止まり謎を謎のまま終わらせています。
日常という安全地帯にいながら非日常を感じることができるのが本書の魅力の1つですね。
それとも、まだ私は人生に大きな衝撃を与えるほどの謎に出会っていないだけなのかもしれません。
もし、そんな謎に直面してしまったら…
そのときにどんな行動をとればいいのか、この物語の登場人物たちから多く学ばせてもらおうと思っています。
この物語を読んでいると、次の展開が気になってページをめくる手が止まらなくなります。
また、「次」を知りたい読者の気持ちに応えてくれるかの如くテンポが良いので、あっという間に1冊読み終えてしまいます。
しかし、物語は、主人公たちが真相に近づいたと思うと、さらなる新しい謎が生まれます。
読者を物語に引き込む吸引力がすごいです。
私は、この物語の影響で部屋の間取りを見ると変なところがないかつい探してしまうようになりました。
これは、きっと私に限ったことではないはず。
今後の人生に「部屋の間取りを見て変なところを探す」という新しい楽しみを見出すことができるのも本書の魅力でしょう。
2024年3月15日(金)に映画の公開が決定しています。
間宮祥太朗さん、佐藤二朗さんのW主演で、ヒロインを川栄李奈さんが演じるそうです。
映画も楽しみにしています。
映像の効果でよりリアリティがありそうですね。
映画『変な家』公式サイト
以下のリンクから小説の試し読みをしたのですが、マンガとは違った味わいがあります。