【要約】『ザ・シークレット』人生に成功をもたらす秘密「引き寄せの法則」の使い方

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自己理解・自己啓発

本書の概要

タイトルザ・シークレット
発行日2007年10月30日 初版発行
著者ロンダ・バーン
発行所角川書店
詳細ザ・シークレット (角川書店単行本)

本書では、やりたいことは何でもできる方法を学ぶことができる。
本書で明かされる【秘密】は、いろいろな形で時代を越えて記録されてきた。
太古の昔から存在し、これからも永遠に存在し続ける。

「もし、あなたが信じて疑わないならば、そのとおりになるであろう。
信じて求めるものは、すべて与えられるであろう。」

— マタイ伝 第21章22

「なにごとも祈り求めるものは、すでにかなえられたと信じなさい。
そうすれば、そのとおりになるであろう。」

— マルコ伝 第11章24

ページ下部に動画もあります。
あわせてお役立てください。

主要なポイント・学び

「引き寄せの法則」は、創造の法則。
「引き寄せの法則」とは「自分の思考や感情が現実の出来事を引き寄せる」という考え方。
「引き寄せの法則」の創造のプロセスは、次のとおりである。

  1. お願いする
  2. 信じる
  3. 受け取る

私たちが住んでいる宇宙には、法則がある。
「万有引力の法則」が存在するように「引き寄せの法則」も存在する。
公平、かつ客観的であり、また、厳密かつ正確な法則である。

あなたは、周波数のある波動を放射している。
思考は宇宙に放射され、磁石のように似た周波数のものを引き寄せる。
発信したものすべてが、発信源に戻ってくる。
宇宙のすべてのものはエネルギーであり、そのすべては繋がっている。
「あちら」も「こちら」もなく、私たちは1つである。
あなたは際限なく、人生で望むものをすべて手に入れることができる。

あなたは、どちらを信じたいか?

  • 不運なことに遭遇するのは、運が悪いからだ。
    悪いことは、いつだって起こり得る。
     
  • 自分の人生には良いことしか起こらない。
    それは自分がそう考えているからだ。

あなたがどちらかの考えを選べば、あなたの人生はまさにそのとおりになる。

なぜ人々は、夢見た生活を送っていないのか?
なぜ、嫌なことばかりが次々と起こるのか?
ほとんどの人は欲しくないものについて考えている。
現在の人生は、過去に考えたことの反映。
あなたが不平不満を口にすれば、あなたが不平不満を言いたくなるような状況を引き寄せる。
嫉妬、後悔、不平不満、「十分に満たされていない思い」は欲しくないものを引き寄せる。

自分自身を愛さなければならない。
自分を大切にしないと「自分は何かに値しない」という気持ちを引き寄せる。
もし、自分自身のことを欠点だらけだと感じていれば、人生も同じようになる。
行動と願望が相反しないように気をつけなければならない。
先ず自分自身を愛し、尊敬しよう。

十分なお金がない理由。
必要とするお金は見えない所に確かに存在している。
十分なお金がないのは、自分の思考で自分にお金が流れ込むのを妨害しているからである。
お金が必要なとき「お金が足りない」という気持ちが強くなる。
すると、お金が必要な状況が次々に作り出されてしまう。

喜びを見つけて、楽しい生活を送る。
過去の不快な思い出を引きずっているなら、それはきれいに消そう。
あなたは、いますぐ、ここからやり直すことができる。
新しい出発点に来られたことに感謝しよう。
「自分にとって楽しいことは何か?」と自問するといい。

感謝が生き方になるまで習慣化しよう。
既にあるものに感謝しよう。
そして、人生で感謝できることを探してみよう。
すると、感謝すべきことは次々に現れる。

「引き寄せの法則」は否定形かどうかを判断できない。
「引き寄せの法則」は、「○○したくない」を「○○したい」と解釈する。
否定形の言葉を発しても、「引き寄せの法則」は次のように解釈する。

「この洋服に何もこぼしたくない」
   ↓
「この洋服に何かをこぼしたい」

欲しいものと同じ周波数に乗る一番早い方法。
それは「既に手に入れた」と感じること。
しかし、まだ現実化していないものを信じることが難しいと感じる人もいる。
「既に手に入れた」の感覚は、カタログから商品を発注したときと同じである。
あなたは商品が届くことを知っていて、リラックスして過ごすだろう。

「既に手に入れた」を信じるためにはどうしたらいいだろう?
その答えは「ごっこ遊び」をする。
子どもの遊びのように、何かになったつもりになる。

  • 車が欲しければ、先ずその車に試乗する。
  • 家が欲しければ、その家で使うものを買う。

それを手にした気分に浸れることをして、さらにその気持ちを覚えておく。
その気分になれることは何でもしてみよう。

感情は、瞬時に何を考えているのかを教えてくれる。
常に自分が欲しいものについて考え、欲しくないものについては考えない。
「それは大変な労力だ」と感じるかもしれない。
研究者によると、人は一日に約6万回思考しているという。
自分の思考を常に監視し制御することは不可能である。
しかし、この問題を簡単に解決できる方法がある。
そのカギとなるのが「感情」。
良い思考をしているときに気分が悪くなることはない。
気分が悪いときは、思考がそうなる原因となっている。

  • 思考が放射する波動の周波数を決めている
  • 感情がどの周波数と同調しているかを教えてくれる

あなたの思考がすべての事象の根源である。
それは宇宙に放射され、宇宙はどういう周波数と同調しているかを教えてくれる。
感情とは、自分が何を考えているかを素早く知らせる宇宙からのシグナル。
内なる感情をしっかり感じて、意識的に気分を高揚させよう。
黙想して、感情に意識を集中し、1分間微笑んでみよう。

実際に引き寄せを起こすのは、感情。
欲しいものをイメージするだけでは「引き寄せの力」を作り出すことはできない。

瞑想
瞑想は心を落ち着け、自分が本当に望んでいるものや目標に集中しやすくしてくれる。
まず、最初は毎日3分から10分間、瞑想しよう。
そうすると、信じられないくらい強力に思考をコントロールできるようになる。

ビジュアライゼーションの力
ビジュアライゼーション(視覚化)とは、望む状態を脳内で具体的に思い描くこと。
自分の思考を画像のように明確にし、同時に強い感情も湧いてくる。
実際に引き寄せを起こすのは、感情である。
前向きな思考や視覚化だけでは欲しいものを引き寄せることはできない。
頭の中のイメージを保つ有効な方法は、そのイメージの中で自分の動きを取り入れることだ。

ビジョン・ボード(夢の掲示板)
ビジョン・ボードとは、自分の目標や夢を視覚的に表現するためのボードのこと。
毎日、ビジョン・ボードを見てイメージし「既に手に入れた」ときの気持ちを持つ。
「引き寄せの法則」において、ビジョン・ボードは非常に有効なツールである。

現実の仕方については、何も知らなくていい。
現実の仕方は、全面的に宇宙に任せよう。
「自分で実現しなくては」と考えれば「まだ持っていない」という周波数を放射することになる。
創造のプロセスにおいて、実現の方法を考えることは、あなたの役割ではない。
実現の仕方は、いずれ解るようになる。
なぜなら、あなたは実現の仕方も引き寄せるからだ。

たとえば、お金が欲しいとき、仕事がお金を稼ぐ唯一の方法だと考えてはいけない。
そう考え続けると、仕事で稼ぐ以外の方法でお金が入ってこなくなる。
あなたの役割は、お願いし、信じ、幸せを感じることである。

インスピレーションが湧いたらそれを信じて行動せよ。
行動を「義務」と受け取ることがあるかもしれない。
しかし、インスピレーションに基づく行動は努力が要らない。
努力の要る行動は、足がすべってしまって何も受け取れない。
宇宙がもたらすものと同調するときの行動は、喜びに溢れ一日中でもそうしていられる。

現実化するまでの時間はどれくらいかかる?
量子力学者は、すべての事象は同時に起きているのだと教えている。
つまり、いま欲しいものを既に得ている自分も並行して存在している。
欲するものを宇宙が現実化するのに時間はかからない。
「既に手に入れた」と信じた瞬間、それは現実化する。
時間がかかったと感じる理由は「既に手に入れた」ことを信じるのが遅れたということ。
100万ドルも1万ドルと同じくらい簡単に現実化できる。

欲しくないものについて考えるときも同じである。
その思考が瞬時に実現しないことを神に感謝しよう。
マイナス思考は、継続的に抱かなければ人生が現実に不利になることはない。
しかし、常にマイナス思考に固執すればマイナス思考をさらに引き寄せる。

良いものは、皆に行きわたるほど十分にある。
すべての事象が外界で創られると考えるから不足や限界がある。
しかし真実は、すべての事象の根源はあなたの内側にある。
あなたの思考がすべての物事を創造する力である。
考える力は無限であるため、現実化できるものも無限。
あらゆるものが、すべての人々、全員に十分にある。
豊かさを感じ信じることが「引き寄せの法則」の真髄である。

すべてのものを賞賛し祝福する。
欲しいものを強く望み、目的意識を持って周囲の素晴らしいものを見る。
そして、賞賛し祝福する。
聖書によると、祝福は健康、富、幸せをもたらす。
祝福するとき、あなたは最高の愛の周波数を放射する。
賞賛も同様である。
人を呪えば、あなたに呪いが返ってくる。
人を賞賛し祝福すれば、あなたに賞賛と祝福が返ってくる。
いますぐ、あらゆるものを賞賛し祝福しよう。

まとめ・感想

Amazonのカスタマーレビューを読んだところ賛否両論あるが高評価が多い。
低評価の内容は少ないが、しかし読めば共感してしまうものがある。

嫌なことが起きたとき「それは、あなたの思考が引き寄せたのです」と言われたら、

いや、そんなわけない。

と返したくなる。

たとえば、最近「他人と意見がぶつかる」ことが増えた。
このことについて「引き寄せの法則」的にどうしてなのか真剣に考えてみた。
そうして、なんとか出せた答えが「人と議論することが好き」だから。
しかし、断言できるが私は他人と対立することは望んでいない。
同じ方向に向かって建設的に目的達成までの道筋を議論することは好きだ。
しかし、完全に相手にしか利がなく、こちらに不利な内容について話すことは嫌いだ。

「引き寄せの法則」は、屁理屈で「欲しくないもの」を引き寄せる。
それなら「欲しいもの」も屁理屈で引き寄せて欲しい。
しかし「欲しいもの」は、なかなか現実化しない。
だから、私は「引き寄せの法則」に嫌悪感を抱く人の気持ちがよく理解できる。
でも、そんな私は、それでも「引き寄せの法則」に好感を持っている。
もし、ここまで読んでくれた人がいたなら、是非その理由も読んで欲しい。

「引き寄せの法則」は、スピリチュアル的な要素が強い。
しかし、科学的に見て正しい要素があり、完全に嘘と言い切れない要素もある。
そんな「引き寄せの法則」は、スピリチュアルの面に偏り過ぎて見れば、嫌いになる。
そして、科学的な面に偏り過ぎて見ても、やっぱり嫌いになる。
「引き寄せの法則」は、スピリチュアルと科学の中間の視点で見なければならない。

その視点から「引き寄せの法則」の創造のプロセスは、次のように解釈できる。

  1. お願いする
    「望むこと」に対する熱量を上げる。
    不満を言ったり「望まないこと」にエネルギーを使わない。
     
  2. 信じる
    自分の価値を疑わず「望むこと」をやり遂げられると強く信じる。
    「望むこと」を常に考えることで目的達成のための情報に敏感になる。
     
  3. 受け取る
    情報からインスピレーションを得て、目的達成のための手順がわかる。
    それはインスピレーションに基づき、苦ではないのですごい勢いで行動できる。
    そして「望むこと」を手に入れる。

嫌な気持ちでいると、その思考に沈み周囲が見えなくなる。
だから、常に良い気持ちでいる必要がある。

このように考えれば、本書の内容に嫌悪感を抱かずに済むのではないだろうか。
ある程度の信憑性を持って「引き寄せの法則」を受け止めることができる。
もし、理解不能な部分があれば「科学で解明できていない」として処理することも必要だろう。

本書の内容は終始、同じことを言い続けている。
とても大事なことだから視点を変えて説明されている。
また、同じことの繰り返しなのは、私たちも宇宙もすべて繋がっていることの表れでもある。
「あちら」も「こちら」もなく、すべては1つである。

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