【レビュー】全てのネガティブをプラスに変える夫  髭「NGと書いてナイスガイと読む」編

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コミュニケーション・人間関係

現代社会をポジティブに渡り歩く。
本書には、ストレス社会をポジティブに生きるヒントがたくさん詰まっている。

本書の概要

タイトル全てのネガティブをプラスに変える夫  髭「NGと書いてナイスガイと読む」編
発行日2024年11月22日
著者B.B軍曹
発行所主婦と生活社
詳細 全てのネガティブをプラスに変える夫  髭「NGと書いてナイスガイと読む」編

【髭(夫)×軍曹(妻)】の最強夫婦  Instagramで話題沸騰! 
本書の著者がポジティブ過ぎる夫との日常を描くエッセイ漫画『B.B軍曹』。
今、生きづらさを感じている人の為の一冊。

主要なポイント・学び

ここでは、私が本書を読んで感じた「学び」のポイントを紹介します。

すべてのネガティブをプラスに変える。
生きていると、思うようにいかないこと、嫌な出来事に直面することは嫌というほどある。
しかし、そのたびにネガティブな感情に支配されてしまうと前向きな行動を取れなくなる。
さらには心身の健康にも影響を及ぼしてしまう。

本書には「すべてのネガティブをプラスに変える」実践例が豊富に掲載されている。
そのカギとなるのが「リフレーミング」
リフレーミングとは、物事を別の枠組みで捉え直す心理学技法。
リフレーミングによってネガティブな出来事をポジティブに再解釈する。

たとえば「忙しい」という状況。
現代人にとって「忙しい」という状況は避けられない。
多くの人が「忙しい」という状況をネガティブに捉えている。
しかし、リフレーミングを使えば「忙しい」という状況すらポジティブに変えることができる。

「忙しいってモテてる証拠だから」
「忙しい」という状況を別の枠組みで捉え直せば、それは「求められている」ということ。
それは、つまり「モテている」という状況に他ならない。

仕事が忙しいのは、あなたのスキルや貢献が評価されているから。
家庭の用事で忙しいのは、あなたが大切な人たちと過ごす時間を持っているから。

このように実際に起きているネガティブな事態の意味を変えてしまうのだ。

リフレーミングは「人たらし」の極意。
リフレーミングを活用し、ネガティブをポジティブに言い換えて人に伝える。
そうすることで、相手の気持ちを軽くし、前向きな行動を即すことができる。

相手が不安やストレスを感じる場面でも前向きな言葉をかけることができる。
相手に「この人といると気持ちが楽になる」と感じさせることができる。

「人たらし」の人は、相手を否定せず、相手の存在価値を引き出すのが上手い。
相手が自分を肯定的に捉えるきっかけを作ってあげることができる。

前向きなリーダーシップを発揮できる。
リフレーミングを活用すれば、相手が悩んでいるときに別の新しい視点を提供することができる。
そうできる人は「頼りになる人」として信頼される。
リフレーミングを日常的につかうことで、ポジティブな影響力を持つ。
人を引っ張る力や周囲を巻き込む力が強まり「この人と一緒にいたい」と思われるようになる。

 
リフレーミングを習慣化することで、職場や家庭の雰囲気を明るくすることができる。
本書で知ることができるのは、天才的な「リフレーミング」の活用例。
このマインドを自分自身のものにできれば、あなたもポジティブに生きることができる。

まとめ・感想

毎回、髭さんのインパクトのあるポジティブ発言に元気を貰える作品だと思う。
ポジティブが突き抜けすぎて、ちょっと何言っているのか常人には理解できないこともある。
とにかく元気になれるのでブルーマンデー症候群の対策にも効果がある(私の実体験)。

そんな髭さんの発言にばかり注目しがちになるが、ここでは、なぜ著者である軍曹さんがこの作品を描くことができているのかについて考察したい。

本書で紹介されるストーリーは、軍曹さん自身のモヤっとした経験の記憶からはじまることが多い。
そして、オチで髭さんの発言や行動で問題に対する最適解を示す。
この流れで作品をつくることができるのは、軍曹さんが「どうすればもっと良くなるか?」の視点を持って日々を過ごしているからなのではないだろうか。
その視点があるからこそ、髭さんの行動を「学び」として紹介することができるのだと思う。

パートナーが優しくしてくれていることに気づく。
これがこの作品で最も注目したい「学び」。
この視点がなければ、この作品は存在していないはず。
パートナーとの良好な関係のために、パートナーがしてくれた嬉しいことを書き留めた「感謝日記」が有効であるとする研究がある。
「感謝日記」のいいところは、パートナーの優しさに気づきやすくなるということ。
この作品はSNSで公開している、かなり気合の入った「感謝日記」といえる。
作品を通じて、相手の感情や行動の理由を理解していることを伝えている。
これは共感と愛情の基盤を育むための重要な役割をしている。
また、感謝の気持ちを伝えことにもなり、効果はさらに高い。
【髭(夫)×軍曹(妻)】だからこそ最強なのだ。

本書は、ポジティブになれたり、パートナーとの良好な関係を築く秘訣を知ることができたりと学びの多い作品である。
それを漫画で楽しく読み進めることができるので、ぜひ多くの人に読んで欲しい。