【要約】『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』自分らしく生きるための時間管理術

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自己理解・自己啓発

イントロダクション

タイトル人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」
発行日2023年7月11日 電子版発行
発行所文響社
著者リュ・ハンビン
著者情報は、上記リンクからご確認ください。

やりたいことがたくさんあるのに、時間が足りない

そのため、なんとか時間を捻出できないかと自分の時間の使い方を見直したいと思っていました。
そんな時、本書と出会いました。
「帰宅後ルーティン」という言葉を見て、帰宅後に自分が何をしているのか考えてみました。

帰宅後?…ごはんを食べて、シャワーを浴びて…寝る?

厳密に言うと、もちろんこれしかしていないということはないのですが「決まってこれをやる」というものがないことに気がつきました。
こういった特に何もせずにただ流れてしまう時間を有効活用できる知識を学ぶことができるのではと考え、本書を手にすることにしました。

オススメしたい人

  • 自分の時間の使い方を見直したい人
  • 自己肯定感を高めたい人
  • やりたいことがあるのに時間がなくて諦めている人
  • 仕事以外に自分の価値を見つけたい人

学べること

多くの人が平日を「出勤日」、週末を「出勤しない日」だと考えています。
平日にすることは「仕事」と「週末を待つこと」です。
例えば、7時間は睡眠時間、10時間は出勤と労働時間に固定されている人がいたとします。
1日は24時間であることから、残りの7時間は確保できます。
7時間は、決して短い時間ではなく、週末を待ち望んで無駄に過ごすのは、もったいない時間です。
仮に毎日帰宅後の2時間をサイドプロジェクト(副業)に費やす場合、週5日間で毎週10時間になります。
本書では、この「帰宅後時間」を大切に活用するための時間の使い方を学ぶことができます。
また、「帰宅後時間」を大切にすることは「自分の人生にとって本当に重要視したいものは何か」を考える機会をくれるものでもあります。
ここでは、私の解釈で本書の内容の「帰宅後ルーティン」の作り方について簡単にまとめています。
しかし、いざ実践しようとすると「帰宅後ルーティン」の内容を考えるよりも、きちんと継続してルーティン化することの方が大変であることがわかると思います。
しかし、安心してください。
本書では、ルーティンが崩れそうになったときの対処法についても丁寧に説明してくれています。
そのため、「帰宅後ルーティン」を正しく作り、継続して実践したいと思う場合は、本書を購入して読んでもらうことが必要です。

帰宅後ルーティンで、新しい人生が始まる

帰宅後は、自分のしたいことをしましょう
「あなたは、一生この仕事だけしていれば幸せですか?」
「あなたの人生の目標は、最高の社畜ですか?」

帰宅後時間を充実させたければ、次のことについて考えてみましょう。

  • 自分が何をすれば幸せを感じることができるのか
  • 仕事以外で発揮できる自分の能力はどんなものがあるか

「人にやらされてすること」と「自分が好きですること」では、エネルギーの消費量が異なります。
不思議と好きなことならなかなか疲れません。
むしろエネルギーが満ちてくる気さえする人もいるでしょう。

副業を始めましょう
帰宅後時間を意味のあるものにできるのであれば、何をして過ごしてもいいです。
しかし、帰宅後に好きなことをしてお金を稼ぎ、収入と幸福の両方を手にできたとしたら、その方が良くないでしょうか。
会社員として安定的な収入を得ているので、すぐに大金を稼ぐ必要はありません。
自分が好きなことをするんだという気持ちで、帰宅後に少しずつサイドプロジェクトに挑戦してみてはどうでしょうか。

仕事でしくじっても自分には価値がある
小さな仕事上のミスで傷ついたり、怒られたりして自分の存在が全否定されたような気持ちになったことはないでしょうか。
職場を離れて自分ができることを発見することができれば、職場が自分のすべてではないと思うことができます。
自分が、ささやかだとしても決めた目標を必ずやり遂げられる人間だと確認することができれば、どん底まで落ち込むことはないでしょう。
帰宅後時間を通して、自分のもう一つの人生を発見してみましょう。

目標設定の4ステップ

目標を定め、しっかり行動計画を立てなければ、たゆまず継続して行動することはできません。

目標設定時の注意点

  • 自分の計画に他人を含まない。自分の幸せを何より優先する
  • 復讐や過去のトラウマから生じた欲求を目的にしない

目標は、時間を充分にかけてゆっくり考えましょう。
また、目標はいつでも何度でも修正できます。
行動してみて、はじめてわかることもあります。
そのため、可能性も、心も常にオープンにしておくことを心掛けてください。
楽しくなかったら中断してもいいです。
他にもっと良い機会に巡り合えたりしたら目標を変えてもいいです。

目標設定の4ステップ

【長期目標】
ステップ1 大きな目標
人生で必ず達成したいもの

ステップ2 意味づけ
人生の意味、この目標をなぜ果たさなければならないのか

【短期計画】
ステップ3 プロジェクト
大きな目標を達成するために踏むべきステップ

ステップ4 アクションプラン
プロジェクトを完遂するために、すぐにしなければならない小さな行動ステップ

目標設定の4ステップの例

長期目標 ステップ1 大きな目標
自分の会社を立ち上げて成功させること。
ステップ2 意味づけ
自分のビジョンを実現し、イノベーションを通じて社会に貢献し、経済的に独立した生活を送りたいから。
短期計画 ステップ3 プロジェクト
(1)ビジネスアイディアの研究と市場調査
(2)ビジネスプランの作成
(3)必要なスキルの習得
(4)資金調達の手続き
ステップ4 アクションプラン
(後述します)
※注意
この例は、『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』に掲載された例を参考にしてpukoblogが作成したものです。
『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』に掲載されているものではありません。

アクションプランを立てる7ステップ

帰宅後の活動が決まったら目標を定めましょう。
遠くかけ離れた目標でも小さな行動を積み重ねることによって近づくことができます。
そのための「アクションプラン」を立てる方法です。

アクションプランを立てる7ステップ

ステップ1 目標設定
ステップ2 締め切りの設定
ステップ3 目標リストの作成
ステップ4 行動計画の作成
ステップ5 妨げになる要因の除去
ステップ6 即、実践
ステップ7 たゆまず前進
 

アクションプランナーの書き込み例

ACTION PLANNNER 開始日yyyy年8月6日
Goal 自分の会社を立ち上げて成功させること。
・By when? yyyy年mm月まで
・How? (1)ビジネスアイディアの研究と市場調査
(2)ビジネスプランの作成
(3)必要なスキルの習得
(4)資金調達の手続き
優先順位 アクションプラン 開始日 終了日
1 (1)産業トレンドを調査し、競合他社の事例を分析する。
2 (1)ターゲット市場のニーズと要望を明確にし、潜在顧客にアンケート調査を行う。
3 (2)事業戦略を定義し、ビジョン、ミッション、目標を明確にする。
4 (2)収益モデルと費用予測を作成し、収支計画を立てる。
5 (3)オンラインコースや専門学校に登録し、経営管理、マーケティング、財務などのスキルを学ぶ。
6 (3)ビジネスコーチや専門家とのコンサルテーションを行い、実践的な知識を得る。
7 (4)投資家や銀行との接触を開始し、ビジネスプランを提示する。
8 (4)資金調達のためのプレゼンテーションを準備し、交渉テクニックを磨く。
※注意
この例は、『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』に掲載された例を参考にしてpukoblogが作成したものです。
『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』に掲載されているものではありません。

アクションプランナーを書いたら、すぐに実践してください。
余計なことは考えずアクションプランにのみ集中しましょう。

帰宅後ルーティンの時間割を作成する3ステップ

どうして私たちには時間がないのか
それを知るためには、まず時間の特性を理解する必要があります。

  • 時間は意識して眺めるときは、ゆっくり進む
  • 時間を忘れているときは、早く進む

例えば、カップ麺の出来上がりを、時間を意識して待っていると時間はゆっくり過ぎます。
仕事からの帰宅後に時間があっという間に消えたと感じる理由はこれの反対で、時間を気にせず流れるままにしているからです。
時間を意識して24時間モニタリングする習慣をつければ、他の人より2倍長い1日を生きられます。
一日中ずっと、時計を注視するということではありません。
今は何時で、今していることを始めて何時間が過ぎたのか、今、自分が何をしているのか、などをすべて把握しておくべきです。

帰宅後ルーティーンの時間割を作成する3ステップ
何をしようかと考えている間にも時間はとめどなく流れていきます。
そのため、決まった時間に決まったことをするルーティンを作るとよいでしょう。
頑張り過ぎず持続可能なものにしましょう。

ステップ1 空き時間を把握する
やりたいことに夢中になって、基本的で重要なことをないがしろにしないために空き時間をしっかり把握することが大切です。
そのために、1日のうち自分が使える空き時間をすべて記録しましょう。
1日から睡眠時間、労働時間、通勤時間を引きます。
さらに、その他に食事の時間、ペットの散歩時間など定期的に割かなければならない時間もすべて記録し、空き時間から引きます。
そうすると純粋な自由時間がわかります。

ステップ2 やりたいこと、所要時間、集中度の確認
予想所要時間を頭の中で考えてやってみたら、もっと多く時間がかかってしまったという場合が多いです。
そのため、まずはプランを立てる前に、何かを終えるたび、または、1時間ごとにさっきまでしていたことを記録してみましょう(事後記録)。
自分に特徴的な時間使用パターンを発見できます。
その上でやりたいことの1日の所要時間を決めましょう。
事後記録を見て、いったん1.5倍ほどゆとりをもって所要時間を設定しましょう。

ステップ3 帰宅後ルーティンの時間割を作成
最後に1週間の帰宅後ルーティンの時間割を組んでみましょう。
実践してみると、あることは予想より時間がかかったり、あることにはエネルギーの消耗が激しかったりするかもしれません。
必要に応じて修正しながら使用しましょう。
最も大切なことは持続可能であることです。
コツコツ地道に続けましょう。

読んだ感想

本書の中で、著者の経験が次のような文章で書かれていました。

自宅に戻ると晩ごはんを食べる力も残っていなかった。死んだようにぼうっとしているうちに、なんとか眠りにつくと、今さっき目を閉じたはずなのに、けたたましく鳴り響くアラーム音に涙しながら朝を迎え、また出勤準備をする、その繰り返しだった。 「帰宅後ルーティンで、新しい人生が始まる
はじめに ●帰宅後に、新しい一日が始まる」より

すごくわかる。毎朝、私も絶望してる

まぁ、私の場合、どんなに疲れていても、ごはんはしっかり食べるのですが。
帰宅後から次の日の朝に目覚めるまで、この時間が溶けるスピードが速すぎて、驚愕することから私の1日は始まります。
本書を読み終えた後、苦痛に耐えるしかない平日を変えることができるのなら、そして、帰宅後に溶けるだけの時間を意味のあるものに変えることができるのならと思って挑戦してみることにしました。
帰宅後時間を使って、以前からしたいと思っていたことを少し精力的に始めてみました。
結果、その1週間はめちゃくちゃ疲れました。

たしかに本書にも

習慣化され、自然に順応できるようになるまでには、体力的な苦痛を一度は経験するかもしれない。


と書かれているのですが、本当にそのとおりでした。
本書を読んで熱が冷めぬまま即行動に移せた自分はスゴいと思いながら、はりきりすぎたことは反省しています。
私と同じように、これから帰宅後ルーティンを作ろうと思う人は、気をつけていただきたいです。
ご自分の体力とよく相談し、本書の内容は用法・容量を守って正しくお使いください。

あと、本書で学んだ「集中と休憩を繰り返すポモドーロテクニック」を仕事中に実践してみましたが、かなり有用でした。
私は今回初めて知りましたが、昔からあって有名なものらしいのでご存じの方も多いかもしれません。
帰宅後時間を考慮した体力配分のために今後も使っていきたいと思います。


本書によれば、何かをコツコツ続けると決心したのに途中で諦めたとき、人には2タイプあるそうです。
1つは「自責するタイプ」、もう1つは「正当化するタイプ」です。
本書には「崩れそうなルーティンを守る6つの危機対処法」という内容も紹介されていて、読めば過度な自責も自己正当化もしなくて済むようになります。
例えば「初めの一歩を踏み出せないとき」、「スランプの乗り越え方」等が書かれています。
この内容を知っているかいないかでは、プロジェクトの成功率に雲泥の差が出ることでしょう。
せっかくやる気を出して帰宅後ルーティンを作り上げても始めてみてから行き詰まり涙を飲むより、これらの情報を知ってから始めた方が時間も体力も無駄にならず建設的なのでオススメです。

平日を「仕事をする日」ではなく、帰宅後時間を充実させて「自分の好きなことをする楽しい日」に変えたい人に本書を読んで欲しいと思います。

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