【要約】『2030 未来のビジネススキル19』AI時代に仕事を奪われない市場価値を身につける方法

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タイトル2030 未来のビジネススキル19
発行日2023年9月4日 初版1刷発行
発行所日経BP
著者友村 晋
著者情報は、上記リンクからご確認ください。

普段私は無料で使える範囲でしか生成AIに触れていません。
たしかに、ChatGPTの登場当時は衝撃を受けました。
そこから色々自分で触ってみたり、仕事上でセミナーを受けたりと、仕事でもプライベートでもかなり便利に使っています。
ここ最近では慣れ始めて日常化し、あまり変化を感じずに過ごしています。

しかし、有料版を使っている人たちが「すごいプラグインが出た!」など盛り上がりを見せているのをネットで見たりします。

よくわからないけど、なんだかすごいことになってそう。わからないけど。

有料版では、現在でもすごい変化を頻繁に続けているようです。
きっと、今この瞬間がAIを使いこなす人とそうじゃない人の差が生まれているタイミングなんでしょう。
そう思っていたとき、本書と出会いました。
表紙に「AIに仕事を奪われると感じたら読む本」と書かれています。
そうなるのは、そんなに遠い先の話ではないのかもしれません。

本書のお値段は、約2000円。
ChatGPT Plus(有料版)の料金は、月額20ドル。
本書のお値段は、ChatGPT Plusの月額より安いです。
しかも買い切り。
それでいて、これからのAI時代で我々がどうすればサバイブできるかを示してくれるのです。

これは、お値段以上…かもしれない

ということで、私は本書を手にすることにしました。

オススメしたい人

  • 「ChatGPTで仕事が奪われる」と不安な人
  • 半永久的にビジネスの世界から必要とされるスキルを身につけたい人
  • 2030年もビジネスパーソンとして生き残りたい人

学べること

本書は、テクノロジー・フューチャリストとして活躍している著者が「AI未来に役立つビジネススキル」を教えてくれるものです。
掲載されているスキル数は19です。
そして、シークレットスキルとして、本書を購入した人への特典動画が用意されてます。
著者によれば、本書で紹介しているスキルのうち5つあれば、2030年もビジネスパーソンとして生き残ることができるそう。

ここでは、合計20のスキルの中から私自身が伸ばしたいと思うスキルを5つ厳選し、その内容を私の解釈で簡単にまとめています。
本書で紹介されるスキルは、どれも甲乙つけ難い価値あるものばかりで非常に悩みました。

自分が伸ばすスキル選択は、各スキルの価値を正しく理解することが重要です。
真に自分に合ったスキルを選択するためには、本書を購入して読むことが必要です。

一次情報収集力

スキルの定義 自分で体験したり調整したりして一次情報を集める力
世の中の情報の多くは、ネット上の記事や信頼度の低い情報源に基づいて書かれた二次情報、三次情報です。
対照的に、一次情報は自身の経験や信頼性のある調査に基づいた情報を指します。

未来に必要な理由 一次情報を発信できる人の市場価値が高まっていく
未来に必要な理由は、5つあります。

必要な理由①:生成AIの類似コンテンツであふれかえる未来

ChatGPT
2022年11月に公開されたOpenAIの「ChatGPT」は、わずか2カ月で1億人以上のアクティブユーザーを獲得した生成AIテクノロジーです。
この技術は自然な文章生成、多言語翻訳、プログラムソースコード生成などの能力を持ちます。

この生成AIの存在により、プロの仕事がAIに置き換えられるという報道が増えました。
しかし、注目すべきは生成AIを使って素人やアマチュアがプロの領域に参入しやすくなったことです。
AIを活用することで素人も「それっぽい」記事を簡単に生成できるようになります。

ただし、AIが生成する記事は、二次情報、三次情報を含めた高度なパッチワークです。
そのため、一次情報の価値は高く、一次情報を発信できる人の市場価値も高まっていきます。

たとえば、YouTube等で商品やサービスなどを実際に使ってみて、満足度や感想を情報発信できる人たちですね。

必要な理由②:デザイン領域にも進出する生成AI
生成AIは文章だけでなく画像生成にも成功しています。
これにより、新商品のパッケージデザインなども簡単に生成できるようになり、絵を描くスキルやCG技術が必要なくなる可能性があります。
しかし、デザインの前に重要なのはイメージ策定です。

商品デザインでは、コンセプトが重要です。
どんなコンセプトならヒット商品になる可能性が高いか、過去の売り上げ実績(一次情報)から得られる提案が価値を持つでしょう。
AI生成記事が増える中で、一次情報を持つ人の価値が高まると予測されます。

必要な理由③:一次情報は、お金を払ってでも知りたい
現代は情報が氾濫する時代ですが、多くの情報は他人の情報のシェアや二次情報、三次情報です。
一次情報を持たない情報発信者は信頼を得るのが難しくなります。
一方、一次情報を持つ人は生き残れるでしょう。

一次情報を持つことで、情報発信者としての信頼性が高まります。
情報が氾濫すればするほど、一次情報を持つ人の価値が増すでしょう。

必要な理由④:自信を持って臨場感たっぷりに話せる
情報を説得力のあるものにするには、信頼できる情報を参照することが必要です。
しかし、ネット上には信頼性の低い情報も多く存在します。
実体験に基づく一次情報は説得力が高いです。

例えば、YouTube集客のコンサルティングを行う際、自身がYouTubeチャンネルを運営していることがコンサルティングの説得力につながります。
一次情報を持つことで、情報発信者としてのリアリティが高まります。

必要な理由⑤:社内で自分の意見が通りやすくなる
一次情報を持つことは、情報発信者としての権威を高め、情報の説得力を増します。
一次情報を持つことで、社内外での自身の意見が通りやすく仕事において大いに役立ちます。

身につける方法 まずは受け取った情報を疑ってみる
身につける方法は、2つあります。

方法①:情報を疑う
一次情報収集力を鍛えるために、ネットのニュースやSNSの情報を疑ってみることが大切です。
信頼される情報源やインフルエンサーの情報をただ信じるのではなく、疑うことから始めると、一次情報収集力が向上します。
この方法は、情報を見極めるトレーニングで、フェイクニュースなどに騙されなくなります。

方法②:自ら体験する
一次情報収集力を高める最も効果的な方法は、自分自身で体験することです。
五感を使って現地に行くことが難しい場合は、信頼性の高い情報源から情報を得る習慣を持つことが重要です。
信頼できる公共機関や専門機関、企業の情報を参照し、情報の裏付けを取ることが大切です。
情報ソースを選ぶ際にも、盲信せず、信頼性を確認しましょう。

身につける際の注意点
情報発信時には、個人のブログやSNSからヒントを得ることは構いませんが、情報を発信する際には信頼できる情報源からの裏付けが必要です。
書籍も有用な情報源ですが、信頼性のある著者によって執筆されたものを選びましょう。
一次情報の重要性を認識し、思考停止を避けるために、一次情報を取得する習慣を持つことが大切です。
ネット上の記事を読む際には、記者や専門家による情報かどうかを確認しましょう。

課題発見力

スキルの定義 時代は、課題解決力から課題発見力へ
これまで、「課題解決力」が重要視され、皆に「解決する力を身につけなさい」と言われました。

課題解決力とは、「現状を的確に分析した上で、目的や課題を明らかにする力」です。

その言葉は魅力的で、経営陣や優秀なマーケターなどがよく口にしていました。
しかし、未来の重要なスキルは「課題発見力」です。
「解決力」ではありません。
このスキルを磨くためには、「なぜ?」と疑問を持つ力が肝要です。

未来に必要な理由:課題発見力は、新規ビジネスを生み出す
未来に必要な理由は、2つあります。

必要な理由①:解決はテクノロジーが担い、発見は人が担う
今後、課題の解決は主にAIやテクノロジーによって行われます。
AIは課題を提示し、即座に解決策を提供します。
また、RPA(Robotic Process Automation)などの技術は、手作業の自動化を可能にし、多くの業務を効率化します。
しかし、テクノロジーは自ら課題を見つけ出すことはできません。
そのため、人間の役割は課題を発見することに焦点を当てるべきです。
テクノロジーとの協力により、業務が効率化されるでしょう。

必要な理由②:新規ビジネスを発想できる人は食いっぱぐれない
課題の解決はテクノロジーによって容易になっていますが、課題を発見し、新しいビジネスアイデアを考え出すことは難しい課題です。
特にコロナ禍では既存のビジネスに打撃を受けた企業が多く、新しいビジネスのアイデアが不足しています。
課題発見力は新規ビジネスを生み出す力であり、企業にとって非常に貴重です。
課題を見つけ、解決策を提供することで、経済活動を維持し、成長させることができます。

身につける方法 「面倒くさい」と思ったら大チャンス
身につける方法は、3つあります。

方法①:二度とトラブルが起こらない仕組みを考える
ビジネス現場ではトラブルが発生し、解決されます。
しかし、課題解決だけでなく、トラブルの再発を防ぐ方法を考えることが重要です。
例えば、部下の接客マナーが問題なら、原因を追究し、対策を考えます。
これは上司の仕事であり、同じ問題が起きないように対策を講じます。
同様に、課題を発見し、根本的な解決策を模索するトレーニングはビジネスだけでなく、プライベートでも有用です。

方法②:お店の経営者になったつもりで考える
映画館、旅行、レストランなど、どんな場面でも経営者の視点で考え、顧客満足と売り上げ増加を追求します。
これはプライベートでも応用可能で、例えばカフェで利用客の顔ぶれが同じなら、サブスクリプションサービスを提供するアイデアが生まれるかもしれません。

方法③:「面倒くさいな」と思う瞬間を逃さないようにする
作業や手続き中に「面倒くさい」と感じたら、そのプロセスを改善する可能性を探ります。
これにより、無駄な作業や必要のない手続きを発見し、効率的な方法を見つけます。
“面倒くさい”という感情は課題発見の機会であるため、ポジティブに捉えるべきです。

身につける際の注意点
「なぜ?」を2回以上繰り返し考え、自分で仮説を立てる習慣を身につけることが課題発見力の鍛錬に役立ちます。
自分で考えることで物事の本質が見え、知識が深まります。
疑問が生じた場合、すぐにGoogle検索に頼るのではなく、自分で考える努力を怠らないようにしましょう。

未来予測力

スキルの定義 10年先をぼんやり予測するスキル
未来は予測できないのだから目の前の幸せに感謝して一生懸命生きればいい。
そんなフレーズが自己啓発本などで非常によく使われます。
しかし、目の前の幸せを楽しむことと同時に、積極的に長期的な未来を予測することも大切です。
現代は不確実性が高い「VUCAの時代」で、変動が激しく、不確実性が高く、複雑さと曖昧さが同時に存在します。

VUCAとは「Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取った造語です。
社会やビジネスにとって、未来の予測が難しくなる状況のことを意味します。

そのため、未来予測力がますます重要です。
未来予測力は10年先など長期的な未来を見越す能力を指します。

未来に必要な理由 努力の延長線上にある成功法則が通用しない
未来に必要な理由は、3つあります。

必要な理由①:頑張って取得した資格が無駄になる未来
以前は未来予測よりも計画が重要視され、幸せの道筋が明確でした。
しかし、現代では複雑な要因が人生設計を不確かなものにしました。
資格やスキルもAIに代替される可能性があるため、未来を予測し、スキルを更新することが重要です。
情報を収集するだけでは足りず、未来を想像し行動することが求められます。

必要な理由②:成功した人のまねをしても成功できない未来
未来を予測する力の重要性は、収入や成功を確保するために必要です。
しかし、メディアは成功ストーリーを好むため、未来予測についてあまり取り上げません。

未来予測と成功に関して、多くの成功者は「先のことなど分からなかったから、今、目の前のことを一生懸命やってきただけです」と語ります。
成功者の語る言葉には説得力があり、視聴者は勇気づけられます。
そのため、未来予測力の重要性が顧みられにくくなるのです。

しかし、経営者や個人にとって、未来予測力がなければ会社を潰す危険性や、収入を得られなくなる可能性があります。
ですから、すべてのビジネスパーソンは未来予測力を身につける必要があります。
将来の大きな変化を予測し、対策を講じる必要があるのです。

必要な理由③:ユダヤ人には「想定外」という言葉がない
ユダヤ人は「想定外」という言葉を避け、常に最悪の事態に備える教育を受けています。
この危機管理能力が成功に寄与し、ノーベル賞受賞者の割合が高いことが示されています。
また、ユダヤ教のタルムードにはビジネスに関する価値ある教訓が含まれており、新しいアイデアを追求し、失敗から学ぶ姿勢が育まれています。
ユダヤ人の予測力はビジネスにおいても重要な洞察を提供しています。

身につける方法 予測の距離を少しずつ伸ばしていく
身につける方法は、3つあります。

方法①:まずは短期的なことを予測してみる
まずは短期的なことを予測して目先の未来を予測することから始めることが大切です。
まず、少し先の未来を予測するトレーニングを行いましょう。
情報不足、慢心、思い込みが負けの要因とされる場面でも、情報不足が根本の原因と言えます。
情報を集め、予測しましょう。

方法②:未来予測本を読む
未来予測本を読むことも役立ちます。
専門家の視点から未来を学びましょう。

例えば、シリーズ化している河合雅司著『未来の年表』(講談社)や、成毛眞著『2040年の未来予測』(日経BP)、ピーター・ディアマンディス他共著『2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ』(NewsPicksパブリッシング)、土井英司著『「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン』(KADOKAWA)などです。

『2030 未来のビジネススキル19
第2章 AIに代替できない「自分を魅せるスキル」
スキル5 未来予測力』より

方法③:海外のニュースサイトを見る
海外のニュースサイトをチェックしましょう。
ただし、偏った情報に陥らないよう注意が必要です。
中立的な情報源を選び、特にテクノロジー関連のニュースに焦点を当てましょう。
これにより、未来予測に役立つ情報を得ることができます。


これらの方法を通じて、未来の動向を予測し、行動に移す習慣を身につけましょう。
また、情報を得たら自分なりに分析し、適切な行動を起こすことが大切です。
未来予測力は危機管理能力であり、ビジネスや個人の成功に役立つスキルです。

英語力

スキルの定義 英語でコミュニケーションするスキル
英語力の重要性は長らく語られてきました。
ですが、現代においてはAIや翻訳ツールが進化し、英語の学習が不要との声も広がっています。
しかし、逆に、この時代こそ英語スキルがより価値あるものとなります。

未来に必要な理由 自動翻訳機では補えないことがある
未来に必要な理由は、2つあります。

必要な理由①:英語の価値は日本語の20倍?
日本の市場は縮小中で、世界の人口は増加中です。
既に20億人以上が英語を話し、これが増加傾向にあります。
そのため、英語でのビジネスチャンスやパートナーシップは20倍の機会があることになります。
プライベートでも恋人や友達との可能性も20倍です。
英語のスキルは多くの面で大きな利点をもたらします。

必要な理由②:あなたの言葉は7%しか届いていない
AIの翻訳機能は進化しているかもしれません。
しかし「メラビアンの法則」によれば、人とのコミュニケーションにおいて言葉情報はわずか7%しか伝わらないのです。

メラビアンの法則
コミュニケーションでは次の割合で印象が決まります。

 視覚情報55%
 聴覚情報38%
 言語情報 7%


言語情報は、たったの7%です。

翻訳機ではタイムラグや雑音で効果が限定的です。
英語のスキルがあれば、親密な関係を築くのに役立つし、コミュニケーションの遮断を防ぎます。
英語を学ぶことは重要です。

身につける方法 いろいろなスタイルで学べる時代
英語を習得する方法は多岐にわたります。
例えば、英語を話せるようになったプロの本を読んだり、英会話教室に通ったり、留学したり、自分に合った方法を選べます。

学ぶ際の注意点
留学を考える場合、注意が必要です。
留学先で日本人コミュニティーに入り浸ると、英語を話せるようになるのが難しいことがあります。
留学生の中には、日本人のコミュニティーに属して英語の練習を怠ってしまう人もいます。
そのため、英語を習得するためには、現地で英語が日常的に話される環境に身を置く覚悟が必要です。

英語は国際語としての地位が確立しています。
中国語の学習も重要と言われていますが、特別な理由がない限り、英語の学習をおすすめします。
地政学的な観点からも、英語は今後も国際語として変わらないでしょう。

読書力

スキルの定義 読書する習慣を身につける力
「読書力」とは、本を読むことで自己啓発や情報収集が可能なスキルです。
特に実利を追求する読書と社会の動向を把握するための読書に焦点を当てています。
読書は単なる趣味ではありません。
個人成長や実益を追求するための強力なツールであることが示されています。

未来に必要な理由 あなたの悩みの解決策は、既に本に書かれている
未来に必要な理由は、3つあります。

必要な理由①:信頼できない情報が氾濫するようになる
生成AIにより質の低い情報が広まることが指摘されています。
この情報は、見た目には信頼性が高いため読者は無防備に受け入れる可能性があります。
そのため、凋落したメディアの情報を信頼するべきという主張があります。
特に出版社が発行する書籍は厳選された著者や編集者によって品質が確保されているので信頼性が高い情報源とされています。

必要な理由②:故きを温ねて新しきを知る
未来の変化が加速する中、人々はより多くの壁にぶつかる可能性が高まっています。
書籍は過去の知恵を含みながらも普遍的であり、未来の課題にも適用可能です。
これらの知識は、個人の問題から国家の政策に至るまで多くの分野で有用です。
書籍には多くの知識が低コストで利用可能であり、読書は成長の手段として価値があります。

必要な理由③:1日わずか1%の成長を甘く見てはいけない
パレートの法則に基づき、わずかな成長が時間を経て大きな違いを生むことが示されています。

パレートの法則
この法則はあらゆる事象にほぼ当てはまる面白い法則です。
「会社では2割の人が8割の売り上げに貢献している」などと使います。

たった1冊の本を月に読むことで他の多くの人々と差をつけることができます。
文化庁の調査結果によれば、多くの人々が月に1冊も読まない現状です。
読書が競争力を向上させる方法の一つであることは明らかです。

身につける方法 書店内の空気に触れる
身につける方法は、2つあります。

身につける方法①:大型書店の店内をくまなく回る
読書力を身につける方法は人それぞれ異なります。
自分に重いルールを課す必要はありません。
読書力は習慣の問題です。
大型書店に行って、ただ店内を散策するだけでも効果があります。
他の読者と同じ空気を吸い、時代のトレンドを感じることができます。
気になる本を見つけたら手に取って目次やまえがきを読んで見ましょう。
自分の興味を刺激する本を見つける手助けになります。

身につける方法②:1冊の本からたくさんのことを学ぼうとしない
読書は速読法をマスターする必要はありません。
自分のペースで読むことが大切です。
一つの本からたくさんのことを学ぼうとする必要はありません。
一行でも印象的な言葉に出会えれば、その本は十分な価値があると考えましょう。
読書は投資です。
一行のメッセージを見つけることができれば、本を閉じても構いません。

身につける際の注意点
読書をする際にサンクコスト効果に陥らないように気を付けましょう。
すでに費やした時間やお金を回収しようとする衝動に駆られないようにしましょう。
必要ないと感じたら、読むのをやめて次の本に進んでも構いません。
また、感銘を受けた一行を行動に変えることが大切です。
知識を得るだけではなく、それを実践することで、読書の真の価値が発揮されます。

読んだ感想

これは、間違いなくお値段以上!

本書は、本当に絶対読んだ方が良いと思います。
400ページを超える内容ですが、時間が無い人も安心してください。
自分に不足しているスキルだけ拾い読みしても著者的にOKだそうです。
2030年もビジネスパーソンとして生き残るために5つ挑戦しましょう。
本書は「スキル名」、「スキルの定義」、「未来に必要な理由」、「身につける方法」で構成されています。
「スキル名」は、こった名前ではなく「まんまそれ」なので選びやすいと思います。
ただ「未来に必要な理由」までちゃんと見ると、自分にとっての重要度をつけやすくなります。
スキルの選択の際には、「未来に必要な理由」も読んで決めることをオススメします。
自分が気づいていない意外な発見があるかもしれません。

私の一押しスキルは「一次情報収集力」です。
これは、本当に大事だと思います。
先日、ChromeでSGE(Google Search Generative Experience)の試験運用版をONにしてみました。
この機能を使うと、検索内容に対する回答をAIが生成してブラウザ上部に表示してくれます。
その回答の生成には、WEBサイトを引用するらしいです。
もし、ユーザーが生成AIの回答で満足してしまうと、WEBサイトに訪れる人が減ってしまいます。
WEBサイトに訪れる人が減ると、WEB上で記事を書く人も減るかもしれません。
そうなると、現在のようにブラウザを通して気軽に情報収集ができない時代になるかもしれません。
一次情報を得ることが難しくなれば、その価値は高まります。
そして、信頼性の低い情報ばかりがネットで溢れるようになれば危険なこともありそうです。
これらの備えという意味でも「一次情報収集力」を鍛えておくことが必要だと私は考えています。

本書を読めば、あなたにとっての「これは!」というスキルが見つかるかもしれません。

― AIに仕事を奪われるかもしれない ―
そんな心配な気持ちがある人は、本書を読めば今すぐ自分が何をすれば良いかがわかります。
悩みの解決方法を提示してくれる読書って本当に素晴らしいものですね。
悩んだとき、いつでも必要な本をスマホで開けるので電子書籍で購入するのがオススメです。
私は、本当に役立ってます。

ビジネスパーソンとしてテクノロジーに負けない市場価値を手に入れるために本書は絶対に読んでおくべき一冊です。

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