【要約】『ゼロからはじめる不労所得のつくり方』FIREで時間と場所に縛られずに生きたい人にオススメ

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キャリア・資産運用

イントロダクション

タイトルゼロからはじめる不労所得のつくり方
働かずに楽しく生きるためのマインド、メソッド、スキル
発行日2023年6月10日 初版第1刷発行
発行所スタンダーズ
著者岡本 康
著者情報は、上記リンクからご確認ください。
  • 不労所得
    不労所得とは、自分は労働しないで入ってくるお金のことです。
  • FIRE
    FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので「経済的自立」を伴う「早期リタイア」のことです。

不労所得があれば、趣味や旅行に行ったり等、自分の時間を好きに使うことができます。
病気で働けなくなっても入ってくるお金があれば心配事を減らすこともできるでしょう。

平日の混雑してないところで、のんびり旅行とか行きたい!
(そんな気持ちをアイキャッチ画像で表してみました)

本書は、FIREを成し遂げた著者が投資や資産運用についてまったくの初心者でもできる「不労所得のつくり方」を伝授してくれるものです。

ゼロからはじめられるなら、私にもできる!

…と期待で胸を膨らませ、私は本書を手にすることにしました。

オススメしたい人

  • 不労所得を手に入れたい人
  • 時間と場所に縛られず自分の人生を自由に謳歌したい人
  • 投資をやるためのマインドセットを学びたい人
  • 今より経済的に豊かになることで人生の選択肢を多く持てるようになりたい人

学べること

本書では、投資や資産運用についてまったくの初心者でも不労所得をつくれるよう説明されています。
お金の知識を学ぶことができ、また、投資のためのマインドセットについても説得力がある内容です。
ここでは、本書の「会社員が目指す最適な不労所得」について、私の解釈で簡単にまとめた内容を記載しています。
実際にゼロから投資をはじめようと思ったときは、本書のすべてをしっかり読んでから実践することをオススメします。

会社員が目指す最適な不労所得

会社員が年収と同等以上の不労所得をつくる方法に必要な条件は、次の3つです。

  1. 再現性があり、誰にでも実行可能であること
  2. いかに自分の時間を使わないか
  3. 目標とする金額に達する期間は10年以内

オンラインビジネスや株式投資等、不労所得を得る方法は複数ありますが、結論から言ってしまうと、上記の条件をすべて満たす会社員がやるべき投資は、「不動産投資」です。

主な理由は3つです。

  1. 安定したキャッシュフローを得られること
  2. 資産価値が上がること(場所による)
  3. 税金優遇措置があること

物件を購入して貸し出しをするというビジネスモデルは、誰でもできます。
そして、何度でも繰り返すことができます。

会社員でもチャレンジできる投資

誰でも投資のポイントさえ押さえれば、収益不動産オーナーになれます。
理由は次のとおりです。

収益不動産の所有に必要な資金について
不動産投資においては、銀行融資を活用することが一般的です。
自己資金の少ない人でも多額の資金を調達できるため、投資規模を大きくすることができます。
ただし、会社員に不動産投資で融資をする銀行は限られています。
複数の金融機関に打診しましょう。
融資を打診するオススメの金融機関は、地方銀行、信用金庫などが挙げられます。

収益不動産に関する深い知識や経験について
不動産投資に関する基礎的な知識や情報は、書籍やインターネット、各団体が主催している勉強会やセミナーなどで手軽に入手できます。

物件管理や入所者対応について
管理会社にアウトソーシングできます。

収益が大きくプラスになる不動産

不動産投資は再現性があり、誰がやっても同じような結果になります。
物件次第でよい結果にも、悪い結果にもなります。
収益が大きくプラスになる不動産の条件は、次の2つです。

  1. 空室になったときに、次の入居者を決められる
  2. キャッシュが残る物件を購入できている

1.空室になったときに、次の入居者を決められる
「次の入居者を入れる」ということは、適切なリフォームと適正な家賃設定、仲介会社への周知をしなければなりません。
入居者を確保できるかについては、物件近隣の不動産仲介店に出向いて行き、実際にヒアリングすることでわかります。

2.キャッシュが残る物件を購入できている
「キャッシュが残る物件」を入手するためには、収益計算をしてキャッシュが残る物件を選別します。
その上で価格交渉をして購入することです。
不動産投資を成功させるには、いかに物件を安く購入できるかどうかにかかっています。

物件の購入は、最初の1つ目を購入するのが一番の難所です。
物件を購入して、物件に入居者を入れる。
それをひたすら繰り返すだけで、年収を超える不労所得ができあがります。

収益不動産オーナーになることの大きなメリット

メリット1:ほとんど手間がかからない
物件を管理する雑多な業務は、管理会社に丸投げできます。
不動産投資に費やす時間と労力は、会社での仕事に費やす時間と労力の1/100で済むかもしれません。
物件探しはネットを使えばいつでもできますし、修繕も内装会社がやってくれます。

メリット2:景気に左右されにくい
不景気に左右されないのが不動産投資です。
適切な修繕と付加価値をつけたリノベーションで家賃を上げることも可能です。

メリット3:時間の経過が有利に働く
不動産投資において、時間が有利に働く理由は次の2つです。

  1. 毎月の家賃収入が入ることで、銀行口座にキャッシュが積みあがる
  2. 融資残高が減ることで、返済リスクを減らすことができる

キャッシュが積み上がればFIREに近づくことができます。
融資残高が減ると新たに銀行に借り入れることのできる枠が空きます。
優良物件と出会うチャンスも増えます。

メリット4:不動産市場のサイクルは穏やか
株式などの金融商品と比較して、不動産市場の変動は緩やかです。
収益不動産は、比較的安定した投資先です。

メリット5:入手した瞬間から収益が入る
収益不動産を所有すると、その瞬間から賃貸収入が得られます。
積立型の投資にはないメリットです。

メリット6:税金対策になる
不動産投資において、物件の耐用年数に応じて減価償却費を計上できます。
また、物件の管理にかかる費用や銀行の利息などの経費として認められる費用があります。
所得税や法人税の納税額を減らすことができます。

メリット7:ライバルは強くない
収益不動産のオーナーのほとんどが高齢者の専門家ではない人たちです。
株式などの投資市場と違い、ライバルのほとんどはプロではありません。

不動産投資リスクへの対応

リスク1:競合リスク
不動産投資家や大家業は、ライバルのようで必ずしもライバルではありません。
そもそも不動産投資をしている人口自体が多くありません。
不動産投資の専門的な知識とノウハウを持つことで、ほぼ素人と言える高齢者の大家業の方々には負けないようになります。

リスク2:災害リスク
不動産投資における災害リスクと対応策は、火災保険の活用です。
火災保険単体では地震災害は対応できません。
そのため、地震保険にも加入することをおすすめします。
適正な保険の選択と加入によりリスクを最小限に抑えることができます。

リスク3:空室リスク
空室リスクを完全にゼロにすることはできません。
リフォームや設備の充実など、物件の魅力を高めることで入居希望者を増やすことができます。
保有する物件数が多ければそれだけ部屋数も多くなり、空室が発生したときの空室率を下げることができます。

リスク4:入居者リスク
入居者リスクとは、滞納や近隣トラブル等です。
費用はかかりますが、管理会社に委託することで、これらの問題に対処することができます。
ただし、すべてのトラブルを完全に解決できるわけではありません。
管理会社を選ぶ際には、信頼性や実績などを十分に確認することが重要です。

リスク5:金利上昇リスク
金利上昇リスクを低減させる対策は4つです。

  • 限界金利を把握する
    金利がどこまで上昇したらキャッシュフローがゼロになるかあらかじめ把握しておく。
    つまり、キャッシュフローがゼロになる時点の金利を把握するのです。
  • 固定金利にする
    固定金利は金利が高いことや、固定金利を選べない金融機関もあるので、注意が必要です。
  • 繰り上げ返済する
    金利上昇によって返済比率が高くなった場合は、全額または一部を繰り上げ返済してリスクを回避します。
  • 返済比率を50%以下にしておく
    購入する時点で返済比率を50%以下にしておくことで金利上昇からの耐性が高くなります。
『第6章 会社員でもはじめられる!不動産投資で不労所得を手に入れる方法
5 不動産投資リスクへの対応
5-1 不動産投資リスクの5つのパターン』より

読んだ感想

不労所得を得る方法は複数ありますが、一般の会社員がFIREを目指す最適な方法は不動産投資と結論を出しています。
そして、本書を読み終えてみると不動産投資をはじめない理由が逆に見つかりません。

選択肢が1つだけならば決めることも1つだけ。

やるのかい、やらないのかい、どっちなんだい! 

・・・という話です。
(残念ながら、私の筋肉に問いかけても答えは返ってきませんでした)

FIREに向けた意欲はありますが、気になるのはそのリスクです。

不動産投資のリスクへの対応は、本記事でまとめたとおりです。

本書を読めば、リスクへの対応について詳しく記載されていますので、本記事の内容だけを読むよりずっと安心できると思います。
・・・と言いつつ、それでも私は怖いと思ってしまいます。
何事も石橋を叩いて叩いて渡らないタイプの私は投資金額の大きさにビビってます。

とはいえ、実質賃金が下がっているこの国で、何も行動に移さないこともリスクです。
それでも行動できない原因となるのが「現状維持バイアス」です。
本書でも説明がありますが、人は現状維持に居心地の良さや気持ちよさを感じる傾向にあるそうです。
この「現状維持バイアスの沼を打破する」ことが、自分自身の課題だと認識しました。

本書で学べる内容は、ざっくり分けると次の3点だと思います。

  • お金の知識
  • 投資のためのマインドセット
  • 不動産投資

お金の知識や投資のためのマインドセットについては、本記事では触れていません。

お金の知識や投資のためのマインドセットについて、別の著書の紹介記事でまとめていますので参考にしてください。

【要約】『お金の引力』お金持ちをめざすなら、確実な収入を見込める不動産ビジネス

不動産投資の内容については、会社員が目指す最適な不労所得は「不動産投資」と結論付けているだけあって重点を置きつつ、さらに初心者にもわかりやすく説明されていると思います。
本記事で触れていない「不動産投資でやってはいけないこと」や「不動産投資で10年以内にFIREする道筋」など、実際に不動産投資をやる際には絶対に知っておきたい貴重な内容がたくさん書かれています。
本書は、これから投資をはじめたいと思っている初心者の人、これから不動産投資について学びたいと思っている人にとって有益であること間違いありません。
投資、特に不動産投資に興味があれば、本書を購入して読んでいただくことをオススメします。

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