【要約】『「静かな人」の戦略書』内向的であることに生きづらさを感じている人にオススメ

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イントロダクション

タイトル:「静かな人」の戦略書
2022年6月28日 プリント版第1刷発刊 
2022年6月28日 電子版発行
出版社:ダイヤモンド社
著者:ジル・チャン(Jill Chang)
翻訳:神崎朗子(かんざき・あきこ)

外向型の人は、誰とでもすぐに仲良くなれて輪の中心的存在になれます。
リーダーシップを自然と発揮して、思えば人気漫画の主人公も外向型ばかり。
ビジネスでも外向型であることを強く求められる傾向にあります。
それでは、内向型の人は外向型の仮面をつけて生きていかなければならないのでしょうか。

本書は、内向型であることを否定するのではなく、内向型ならではの戦略の練り方を教えてくれます。
私は、内向型の自分が少しでも生きやすくなるようにこの本を手にすることに決めました。

オススメしたい人

  • 内向型であることにコンプレックスを抱えている人
  • 内向型であることで生きづらさを感じている人
  • 内向型の特性を理解し良さを伸ばしたいと思う人
  • 周囲にいる内向型の人を理解したいと思う人

学べること

「自分のタイプ」を知るテスト

この本を手にするかどうかを決める材料として、自分が内向型なのか外向型を知っておくとよいと思います。

本書で紹介されている、どちらの傾向が強いかを調べるテストがあります。
次の35項目で自分にあてはまるものにチェックし、最後に[判定]ボタンを押してください。
ボタンの下に結果が表示されます。






































結果
あなたは、    です。

テストの結果は、どうでしたか?予想どおりだったでしょうか?
私は、自覚しているとおり内向型でした。

内向型の人の「強み」と「弱み」

内向的の人は、自分が内向的であることを受け入れ、自分らしい生き方を見つけることが重要です。
無理をしてまで外向型になろうとすることはありません。

本書で紹介されている内向型の人の強みと弱みを簡単に書き連ねると次のようになります。

内向型の人の強み

  • 内向型の人は、脇目も振らず目標に集中し、粘り強く達成を目指すことができます。
  • 細かい部分を大切にするので小さなミスを見つけるのが得意であり、先々に予想される問題点にもいち早く気づくことができます。
  • どんな時でも自分が輝きたい外向型と違い、人前で目立つことを嫌うため他人の才能を生かすことに注力する傾向がありチーム戦に長けています。
  • 内向型の人は、傾聴力に恵まれていてます。

内向型の人であれば、自身の強みについて自覚するものもあるのではないでしょうか。

内向型の人の弱

  • 内向型の人は、じっくり考える傾向にあり短期記憶よりアクセスが手間で複雑な長期記憶に頼る傾向にあるため脳が即座の反応に向いていません。
  • ちょっとした雑談によるエネルギー消費が激しいです。
  • 電話は、かかってくるのもかけるのも苦手です。
  • 深く考えすぎて、ちょっとしたことが気になってしまい行動に移すことができません。
  • 情報の長期保存が得意であるため過去の嫌な出来事やその時の感情をいつまでも覚えていて過去を引きずってしまいます。

本書は、内向型であることの強みを活かし、弱みを補っていく方法を教えてくれます。

外向型の社会に順応する戦略

イベントには目的を持って参加する

外向的なイベントや社交場に参加する場合、何のために参加するのかを確認しましょう。
目的を持って参加することで自分にとっての意義を見出すことができます。

事前に準備する

内向型の人が外向型の社会に順応する上で、何かと膨大なエネルギーが必要になります。
エネルギーの使い方を慎重に計算して事前にしっかりとした計画を準備しておくと良いです。
その準備が気持ちに自信と余裕を持たせてくれます。

傾聴力を生かす

内向型の人は、話すよりも聞くことが得意です。
しっかりと相手の話に耳を傾けることができ、内向型ならではの感受性も相まって、的を得た、思慮深い受け答えができます。
そのようにして、意義深く相手の心に響く会話をすることができます。

自分に合ったコミュニケーション方法を見つける

例えば、対面や電話が苦手ならチャットやメール等のオンラインツールで補うことができます。
メッセージを送信する前に何度も文章を確認することができます。
内向型が技術をうまく使えば、自分のアイデアをより効果的に、より快適に相手に届けることができます。

いつでもどこでも安心スペースをつくる

神経質になりがちな内向型は、いつでもどこでも安心できるスペースが必要です。
例えば、社交場に参加する場合は、辛くなったときに身を隠せるトイレ等の隠れ場所を探しておくと良いでしょう。
そういった場所を用意することが難しい場合は、自分の慣れ親しんだ身近なアイテムを使うとATフィールド(絶対恐怖領域)のようなものをつくりだす効果を得られます。

読んだ感想

素晴らしい経歴を持つ著者が築き上げた「内向型の人間の良さを引き出すにはどうしたらいいか」「内向型の欠点をどうすれば補えばいいか」等を本1冊を読むことで知ることができるとは「すごくお得感がある」と思ったのが、この本の数ページをめくって最初に持った感想です。
本の内容を少し読むだけでも著者が内向型であることがわかります。
にも拘わらず世界中の内向型の人のために自身の貴重な経験や知識を披露していただき本当に感謝したいです。

本の内容は、エピソード形式で語られるため内向型の自分は読んでいて感情移入してしまいハラハラして休憩を入れながらでないと読むことができませんでした。
内向型の人間で生き辛さを感じる人にとっては、救いになる1冊だと思います。

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