【要約】『「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考』勉強やダイエットの継続にも

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イントロダクション

タイトル「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる! 続ける思考
発行日2023年11月25日 初版第1刷発行
2023年11月25日 電子書籍版発行
発行所ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者井上 新八
著者情報は、上記リンクからご確認ください。

本書のタイトル「続ける思考」を見て、以前、日課にしていたにもかかわらず、いつの間にかやらなくなった筋トレのことを思い出しました。
思い返してみると、私は何かを続けることが苦手なようです。

継続は力なり。
本書を読めば、私も継続の力を手に入れることができる?

そう思い、本書を手にすることにしました。

オススメしたい人

  • 継続のコツを知りたい人
  • 三日坊主を卒業したい人
  • やりたいことが見つからない人

学べること

圧倒的な仕事量と質で、業界では知らない人がいない人気ブックデザイナーの著者。
そうなれたのは、自分なりのやり方を考えて独学で築き上げてきた結果だと著者は言います。
――人生に革命を起こすのは、生まれ持った才能でも、驚くべき発明や、天才的なひらめきでもなく日々の小さな積み重ね。
本書では、そんな著者だからこそ伝えられる、習慣化に必要な「続ける思考」を学ぶことができます。
「続ける思考」は、コツコツと積み上げた先に人生を切り拓く力となります。
ここでは、本書の『続ける「仕組み」の作り方』について、私の解釈で簡単にまとめています。

続けるための「マインドセット」の作り方

「正しい努力」より「正しい継続」

人は、何かをはじめるとき、だいたい効率的に、正しい方法でやろうとします。
そして、やるからには成果を出したいと思います。

私も、何かをはじめるなら予めネット等で効率の良いやり方を調べます。
そして、やるからには成果を出したいと思うのは当然な気がします。

成果を求めて何かを頑張ることは、すごいことで「正しい努力」と言えます。
しかし、成果を求めた瞬間から、それは「修行」になってしまいます。
成果を出し続けることは難しいことです。
うまくいかないことを経験すると、急につまらなく感じてしまうことがあります。

あー、経験あります。
伸び悩んでくると苦しくなって挫折することあるんですよね。

そこで、本書が提案する考え方は「成果より、ただ継続することだけを意識する」です。
「正しい努力」ではなく「正しい継続」をするという考え方です。
成果を考えるのは、「続ける」基礎力を身につけてからです。

まずはとにかく何かを続けることだけを考えます。
「正しい努力をしないと意味がない」と思う人もいるかもしれません。
ですが、意味はあります。
続けた先には、必ず何かの「変化」があります。
そのことを信じて、ひたすら続けましょう。

自分で決めたルールに則ってただ継続することにフォーカスします。
以降では、基本となるルール作りの考え方について説明していきます。

絶対に続く究極のやり方

続けるための絶対の最強法則があります。
それは、「毎日やる!」です。

それは、まぁ、そうでしょうけど……
疲れてどうしてもできない日もありますよね?

決してストイックに考えないでください。
大事なのは「毎日やると決める」ことです。
「決めるだけでいい」のです。

自分から「やります宣言」する

「しなくちゃ」「やらなくちゃ」って思うと、なんでもとってもつまらなく感じます。

続けていると義務感みたいなのが出てきますよね。

「やらされ感」は、やる気を奪います。
しかし、人はたいてい「やる」ことは自分で決めています。
何かのせいにしてしまうのは、心の負担を減らしているだけです。

このモヤを晴らす方法は、「やると決めたのは自分」と宣言することです。
どんなことでもはじめるときに、そう宣言しましょう。

「やらない」という選択肢をなくす

続けることの最大の敵は、「やらない」ことと「やめる」ことです。

やるのかい? やらないのかい?
どっちなんだい!
やーらない!!

そんな風に毎日やっていると、そのうち、まったくやらなくなります。

たしかに。
「毎日、なかやまきんに君のモノマネをする!」と決めている場合を除けば、そうなりますね。

そうならないように、まず「やらない」という選択肢をなくしてしまいましょう。
「毎日やると思って」続けていると「やらない」という選択肢を自然と考えなくなります。
そのうち「やる」のが当たり前になっていきます。
そうやって、生活の中に自然にやることとして落とし込まれていきます。

やったフリだけすればいい

それでも、どうしてもやりたくない日は、どうしたらいいでしょうか?

どうしてもやりたくない日は、やったフリだけしましょう。
「やったフリ」とは、具体的には「最初の一歩だけやる」です。
「毎日、読書する!」と決めている場合なら「本を手に取ってページを開くだけはする!」です。
そして、「やろうとした」自分を褒めて終了です。

ただ不思議なことに、さわりだけやれば、意外にそのあとのことができてしまいます。
たぶん、手に取るついでに数ページは読んでいるはずです。

「やる気」は、「やる」と出てくるものなんです。

「休むなら明日! 」は魔法の言葉

すみません。
やったフリすらも、めんどうな日もあるんです。

そんな風にお休みしたくなる日もあるでしょう。
しかし、「続けることはやめないこと」です。
「例外の日」はつくらない方がいいです。
気を抜くと、この例外の日が増えていきます。

「本気でやりたくない!」と思ったら、こう言ってみましょう。
「休むなら明日! 今日だけはやる」

明日に「お休み」というご褒美を毎日ぶらさげて今日を乗りきる。
毎日「休むなら明日! 今日だけはやる」と宣言すると、なんと毎日やることになります。
今日だけは絶対にやるのです。
休むとしたら常に明日です。

結果的に例外なくやる方が圧倒的に楽です。

たしかに、1度やめてしまったことを再開する労力に比べれば、楽かもしれませんね。

続けるための「やり方」の作り方

気持ちいいやり方を見つける

ここから、続ける「仕組み」の具体的な内容について説明します。
まず必要なことは、「気持ちのいいやり方」を自分で発見するということです。
気持ちのいいやり方は、気持ちのいい継続を生む秘訣です。

まずは1回、自己流でやってみましょう。
やり方を試行錯誤しながら自分で考えながらやってみます。
攻略法を見て、すぐにうまくなると飽きてしまうかもしれません。

なるほど。
うまくなるスピードが速いと、壁にぶつかったときの反動も大きいですよね。

そして、攻略法はその場限りになりがちです。
しかし、自分でやり方を見つけると、応用力が生まれます。
応用力が働くと、いろいろな困難に立ち向かえるようになっていきます。

「きちんとやる」より「小さく続ける」

たとえば、英単語を「1日50個覚える」という英単語帳があったとします。

1日50個ですか。
控えめに言って、絶対続けられません。

毎日続けることを考えたら、ちょっと多いと感じる場合。
こういうときは、「続けられるサイズ」にして取り入れてみましょう。

毎日続けるなら、5・・・、いや、3個ならやれそうです。

きちんとやって続けられないより、お試しでも長く続けられる方を選びます。
どんなことも自分サイズに小さく変換して続けてみましょう。

「小さな前置き」をセットする

自分にとって少しハードルが高いことをはじめるときに有効な方法です。
それは、「スイッチとして前置をセットする」です。

前置きにすることは、比較的楽なアクションにしましょう。
たとえば、「毎日読書する」の前に「コーヒーを淹れる」という習慣をセットにします。

前置きの効果によって、ハードルが高いと感じることと直接向き合わないことができます。
これだけで自動的に次の行動にうつることができます。

オススメは、毎日やることを起点にすることです。
たとえば、「朝起きる」です。
「毎日必ずやること」を起点にすると、連鎖ができやすくなります。

枕元に英単語帳を置いておいたら、「朝起きる」⇒「英単語を3個覚える」と繋がりやすい気がします。

「記録」が継続を加速させる

続けるために欠かせないもの。
それが「記録」です。


たとえば、「英単語を覚える」なら覚えた英単語にチェックをつけます。
やらなかった日は、「やらなかった理由」を書きます。

記録さえすれば、継続は実現しています。
本、マンガ、ゲーム等、好きなものをコレクションして満たされていくことは楽しいことです。
「記録」するということは、「継続」のコレクション化と言えます。
つまり、「継続」のコレクション化は、「続ける」を楽しくしてくれます。

「続けたいこと」の作り方

何をはじめていいかわからない

何かをはじめるにしても、何をはじめていいかわからない。
そういう人にオススメなのが、「なんでもいいからはじめる」です。
くだらないことでもなんでもいいです。
たとえば、毎朝起きたら必ず「バンザイ」するでもいいです。

こう見えて、私は毎朝起きたらバンザイするのだよ。
理由かい?……なんとなくだよ。

そんな謎なアイデンティティを築くことができます。
何でもいいから続けてみると、その先にあなただけが見ることができる景色が広がっているかもしれません。

時間をかけると好きになる

毎日向き合い続けると、好きじゃなかったものを好きになることがあります。
たとえば、映画を好きになること。
映画を好きになるには、時間をかけて見ることが必要なはずです。
何かを好きになるためには、「時間をかけて取り組む」ことが重要なのです。

何かを好きになるということは、自分が時間をかけて取り組んだ先にあるのです。
そして、かけた時間が、より「好き」を強固にしていきます。

なんでもいいので、まずは「続ける」ことからはじめてみましょう。

読んだ感想

「何かを続ける」ということについて、「何か」が重要だと思っていました。
しかし、本書を読み終わって、その考え方が変わりました。
「何かを続ける」は、「続ける」ということが非常に重要なことであるということに気が付くことができました。
「続ける」という行為によってかけた時間が「何か」を特別なものにしていく。
自分にとって新しい視点を与えてくれるものであったため、本書に出会えて本当に良かったと思います。

思い返せば、このブログ。
読んだ本のアウトプットのためにはじめました。
本を読むことは、もともと好きでしたが、文章を書くことは苦手でした。
しかし、続けていると、不思議なことに文章を書くことが苦手ではなくなっていました。
本書の内容にあったとおり、「向き合うことで好きになる」ということを体験していました。

文章を書くスキルが上がったかは、また別の話です。

さらに、もっと過去からのことを思い返してみれば、いろいろなことを始めては途中で投げ出していたと思います。
そうなってしまった理由の1つは、「きちんとやる」ということにこだわっていたのかもしれません。
たとえば、「毎日○Km走る」と決めたとき、途中でそれが辛くなってやめてしまったことがあります。
自分サイズに小さくする等で「気持ちいいやり方」を見つけていたら、もしかしたら続いていたのかもしれません。

これまで諦めてしまったことを、「気持ちいいやり方」にすることで続けていたら、また違った人生があったかもしれません。

いまとは違う腹囲を手に入れていたかもしれません。

「もっと早く本書と出会うことができていれば」という思いはありますが、それは仕方ないことです。
大事なのは現在とこれからの未来です。
いま出会えたことが僥倖。
本書で学んだ「続ける思考」を使って、何かを続ける際にふんだんに活用していきたいと思います。


続けるって大変ですよね。
でも、勉強だったりダイエットだったりと本当に様々なことに「続ける」は重要です。
本書には、本記事で紹介した内容以外にも「続ける」ための秘訣がたくさん詰め込まれています。
習慣家の肩書を持つ著者だからこそ語ることができる体験談も、きっとあなたの「続ける」に多くのアドバイスを与えてくれることは間違いないはずです。

これから長く続く人生のお供に「続ける」何かを作ってみてはいかがでしょうか。

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